マーケティング・マインド(8月)-29,30,31,32

マインド-32「今後の成約率を上げる「3つの質問」」

あなたは、セールスに対し、どんな印象を持っていますか?
・「いらない」というのに売り込んできて、強引に話を聞かされるもの
・お客様のことには、すべて「YES」と言い、下僕のように気に入られること
でしょうか?

私は25歳のとき、営業マンとしてスタートしました。
しかし残念ながら、先輩方の様子を見ても、営業の本を読み漁っても、
だいたい上の2パターン化された人物像でした。

そういった事から抜け出そうと、私が志したのは「マーケッターになること」でした。

要するに、自社のものを売るつけるのではなく、お客様にジャストなものを提案したいと考えたのです。

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時間を懸けて成熟させる
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まして、物流は長期契約がつねです。

そういったお客様に自社商品を強引に売るとどうなるか?
答えは簡単で、信用を失うことになります。

物流ビジネスは、偶発的かつ単発で儲けるのはさほど難しくありません。
ですが、関係性を築かなければ、長期契約は取れません。

しかし、関係性を構築するという視点がない人は、常に新規を追いかける羽目となるのです。

本来、ビジネスとはやればやるほど、顧客リストと可能性が積み上がっていくから、
チャンスはいくらでもくるものです。

だからもし、ビジネスを安定させ、かつ年々成長させたいと望むのであれば、
信頼を積み重ねるというマインドセットを持つ必要があります。

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3つの質問
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また、あなたは、商品を購入してくれたお客様に、改めてヒアリングを行った経験はありますか?

もし、「やっていません」というのであれば、今後は必須にしてください。

なぜなら、既存客というのは、業界から見たら「見込み客」です。
常時、同業他社から狙われている存在なのです。
ですから、ヒアリングをして、顧客ニーズやウォンツをアップデートしなければなりません。

では、何をお客様に聞けばいいのか?

それには、3つあります。
1.広告元。知るきっかけ。情報の流入経路
2.購入したきっかけ。悩みや願望の存在
3.何の問題が解消されたから購入したのか。オファーや提案の何が一番気に入ったのか

私はこれらを怠ったために、せっかく獲得した新規顧客の7割を、3年の間に失ってしまったのです。
ほんとうに今、思い出しても、苦々しい気分です。

20年前の自分に言い聞かせると思って、恥を忍んで、少し詳しい説明をします。

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広告元(流入経路)
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これはそのお客様が、どの広告を見たことで、あなたの会社の存在を知ったのかということです。

もし、このきっかけとなった媒体がホームページだとしたら、
検索サイトに連動型の広告を出せばいいということになります。

更に言えば、その媒体によって、お客様が来たのであれば、
・もっと大きな枠に広告することも
・広告の掲載回数を増やすことも
・同種の媒体に広告を掲載することも
やってみることです。

チラシDMも、新聞広告も同様です。

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購入したきっかけ(悩み)
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これは、そのお客様が、抱えていた悩みから購入したきっかけを知ることです。
そうすれば今後、あなたが市場に対し、どんなメッセージを投げかければいいのかを知ることができます。

それが、「切り口」です。

更に言えば、このきっかけを知ることで、次に、何を提案すればいいのかも見えてきます。

要するにお客様は、商品ではなくその先にある結果さえ手に入れば、商品など何でもいいのです。
これは、重要なマインドセットです。
忘れてはなりません。

商品に拘るのではなくお客様の得たい結果を知ることで、
あなたは成約必達のアイデアを掴むことができるのです。

答えは、お客様の中にあります。
その答えを適切に引き出せるかが、マーケッターであるあなたの腕にかかっています。

それも口先のトークにあるのではありません。
信頼構築の上に成り立った関係性がなせるのです。

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何の問題が解消されたから購入したのか(オファー)
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言い換えれば、「購入した決め手」です。

つまり、お客様が抱えていた障害を知ることです。
そうすることではじめて、その障害を抱えているであろう、お客を類推することができるのです。

これも、あなたがいくら考えたところで分かるものではありません。
しかし、お客様に聞けばすぐに答えは分かります。

ところが不思議なもので、自分勝手に考えると100%外します。

たとえばこちらは、ミスが多いとか、コストが懸かり過ぎていると考えていますが、
フタを開けてみれば、前任者が既存業者と懇意にしているとかで、
どうしても切れないんだというのが出てきたりします。

そんな!半沢直樹みたいな世界が・・と思うでしょうが、実態はだいたいそんなものです。

だから、なおのこと時間をかけて、じっくり仕上げる必要があるのです。

あとは、その障害が分かってしまえば、

1・「共通の敵」として打ち出すことができます。
2・決め手となったものを最終兵器として、市場を席捲することもできるのです。
3・それだけで、自社商品を変えることなく、成約率を格段に向上させることができます。

このようにして、社業を拡大するきっかけを作るのは、もちろんマーケッターにしかできないワザなのです。

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物流マーケティング塾
塾長 江島裕
〒100-6213 東京都千代田区丸の内1-11-1
パシフィックセンチュリープレイス13階1323号
携帯 090-3216-9648 メール:info@logivision.biz
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マインド-31「フロント商品が未来の売上を構築する」

あなたは収益商品、つまりバックエンド商品を
そのまま宣伝するという、セールスをしてはいないでしょうか?

もし、そういう販売戦略を立てているとしたら、フロントエンド商品を中心に据えて構築し直すことです。

私も実はかつて、バックエンド商品ではなく、
フロントエンド商品を作るようになってから、あることに気づきました。

それは、私のメイン商品は物流コンサルティングなのですが、
その前段階の価格帯商品を作ったことで流れが変わったということです。

ポイントはまず、収益商品(バックエンド商品)に繋げるために、
集客商品(フロントエンド商品)を作ることでした。

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私の具体的な場合
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私の場合はこうです。
企業向けのコンサルに最後、繋げなくてはいけないので、それを受ける人は、誰かと考えたのです。
いわゆるターゲット選定です。

その時、あることに気づきました。

それは、物流会社の社長らと面談して気づいたのですが、
やたらと「ホームページからの問い合わせ」という言葉を耳にするようになったのです。

要は、「営業マンが集まらないのでホームページで集客したい」、
ついては「ホームページをリニューアルしたい」、というのです。

多くはかつて、社長みずからセールスをしてきて、現在の業容を築いてきたのです。

それで、そろそろ経営に専念したいので、
どこかに代わりにセールスをやってくれる営業マンはいないだろうか?
そういうふうに当初は、人を探していました。

ところが、そんな人は他社で営業担当をしていましたという、”万が一 ”の稀有な存在です。
ですから、いつまでたっても、そういう人は現れないのです。
当たり前です。

それで、営業案件がホームページから、
『問い合わせ』というカタチで来るようにならないかと考えたのでしょう。

で、私の方はそのニーズに合わせて、
・ホームページを作成する、あるいは
・ホームページをリニューアルする、
を、集客商品(フロントエンド商品)に据えたのです。

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思わぬ副産物
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これでひとつの導線ができました。
ホームページ作成という集客商品 ⇒ コンサルティングという収益商品という流れです。

その結果、予想は的中し、「ホームページ作成」からの
「コンサル」という事例が出てくるようになったのです。

しかし、もうひとつ、”思いも寄らないこと ”が発生してきたのです。
それは、その「ホームページ作成」の購入者から、物流コンサル先を紹介してもらうという現象です。

つまり、製造メーカーや卸・小売りチェーンといった、
その物流会社にしてみたらエンドユーザーである荷主企業から、
物流コンサルティングをやってほしいという依頼を受けるというカタチです。

確かに大きい物流会社なら、自社内あるいは自社グループ内に、
物流コンサルティング部門を持っているでしょう。
でも、私がホームページを作成したところは、そういう大企業ではありません。

それでも彼らは荷主から、物流改善や物流システムの見直しなどの話を聞かされることがあるのです。
それの受け皿として、まったく競合になり得ないばかりか、
紹介したということでパイプが太くなるだろうという思惑から、私に依頼が来るという案件が出てきました。

2015年、今から6年前ですが、
このようなカタチで物流コンサルティングを受け続けた結果、累積で11社にもなったのです。

そうです。
年末に感染症で生死の境をさまよった、あの2015年です。
おそらく過労からくる免疫力低下が、原因だろうと思います。

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収益商品販売までの流れ
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ほんとうに不思議な現象だと思います。

直接、コンサルティングを提案しても、顧客は得られないのです。
マーケティングをどれだけ駆使しても、ぜったいダメなのです。

だから、ホームページ作成というフロントエンド商品を買ってくれた顧客に、
コンサルティングというバックエンド商品を売るセールス導線を考えたのです。

確かにこれだと、打率は低いのですが、年に数社はバックエンド商品が受注できます。

ところが、そうした例よりも、その購入者から、
その荷主企業のコンサル案件を紹介してくれることの事例の方が、ぜんぜん多いのです。

では、何故、このような現象が起きるのでしょうか?

それは、2つあるのではないかと考えています。

【1つ目】は、ホームページ作成という特別な関係性がもたらすということです。

つまり、ホームページを作成するために、相手は色々なことを私に話さないとならないのです。
私の作成するホームページは、倉庫が何棟あるとか、トラックが何台あるとかは、書かないのです。
・荷主の困りごとをどうやって解決したのか
・荷主の願望をどうやって実現したのか
それをヒアリングで訊き出して、表現しているのです。

【2つ目】は、これもホームページ作成という経緯ですが、
・何が企業の根っことなっているのか
・ライバル社との差別化要因は何か
このあたりを徹底解明していきます。

こうした1つ目、2つ目を通じて、顧客は私との信用していったのです。
おそらく、全裸を見られた感じがしたのでしょう。
それが太い関係性を築いたのでしょう。

ですから、フロントエンド商品を購入してもらったなら、
そこから更なる信頼をどう構築していくのかが、大事なのです。
思うに、いちばんいいのは、プロセスの中に入れ込んでしまうことだと思います。

ぜひ、お盆休み明けの多忙期でしょうが、
・フロントエンド商品を何にするか? 
・どういうプロセスを内包するか? 
というテーマに脳漿を絞ってください。

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物流マーケティング塾
塾長 江島裕
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マインド-30「タイトルで出すべきこと」

この塾に来て、ものを書いたり、表現したりすることが多くなったと思います。
・ブログ
・メルマガ
・パワーポイント
・YouTube

そこで、あなたは、タイトルについて、真剣に考えたことはありますか?

おそらく、何となく大切だという認識はあるけど、「そこまで考えていない」のではないでしょうか。

しかし、大半の読者やプレゼンの聞き手は
タイトルと冒頭だけを見て、読むか読まないかを判断してしまうのです。

特に、ホームページにおいては、見出しやタイトルだけで80%の人が、
ページを閉じて、離脱するというデーターも出ているほどです。

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タイトル考
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タイトル作成には、3つのポイントがあります。

1.不利な部分は言わない
2.一番の見せ場やメリットを出す
3.見せ場を最大化する(ハッタリ)
ということです。

女性に例えると分かりやすいので、この3つを意識して下記を見比べてください。

Aさん:
子持ちバツイチを隠し、奇麗に化粧をバッチリして、一番お気に入りのドレスを身にまとい初対面を迎える

Bさん:
本当の自分を知ってもらいたいと言って、スッピン、パジャマ姿で、初対面を迎える。

どちらが、異性、あるいは同性に好意をもってもらえるか。ということです。

答えは、明白です。

これは、タイトルでも同じことです。

反応が取れない人は、不利なことを言って、予防線を張っていたりとか。

タイトルの中で全てを伝えようとしていたりするから、なかなか反応がとれないのです。

(1)そもそも、タイトルとは、
・全体を伝えるものではなく、
・サブキャッチを読ませること
が最大の役目です。

(2)サブキャッチの役目は、本文を読んでもらうことです。

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タイトルの役目
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タイトルの役目は、上の(1)(2)の、それ以上でもなければ、それ以下でもないということです。

そして、上手く反応が取れない人は、タイトルに荷を持たせすぎています。

そうではなく、すべて小さなステップにすることです。

次に、いいタイトルを作るコツは、
(3)一番おいしい部分を出すこと
です。

そこさえ、抑えてしまえば、今の何倍もの反応をとることができます。

なぜなら、今は、タイトルだけで、その後は見られていない可能性が高いからです。

思うような反応が取れないと悩んでいるのであれば、もう一度、
この3つの要素がきちんとタイトルに網羅されているかを見直してみてください。

案外、見当違いなことをしているかもしれません。

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新聞の読み方を想い出せ
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それは、カッコいい専念されたタイトルにしなければいけない、と言う思い込みです。

しかし、これは大きな勘違いです。

なぜなら、読み手は、カッコいい洗練されたタイトルを望んでいるわけではないからです。

では、何を基準にタイトルを考えればいいのか?

それは、お客様の中にある「現実」を文字にすることです。

例えば、新聞を読んでいる人であれば分かると思いますが、
記事を詳しく読む前に、まず全体を流し読みすると、
その中でも気になった小見出しが目に飛び込んできますね。

これが、いいタイトルです。

でも、そのタイトルはカッコいいものだったでしょうか。

おそらく、そこまで意識して見ている人などいないのが、現実ではないでしょうか。

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キーワードは何と「単語」
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タイトルは別に、カッコよく作る必要など、一切ありません。

その人の「現実」にある言葉を使い、興味・関心を引き出すことです。

ポイントは、「単語」です。

単語の使い方ひとつで、その人の「現実」になって人の耳目を集めることができる一方、
まったく反応がとれなくもなります。

であれば、読者が読みたがっている単語なのかどうかを知ることです。

それを知るには、対象となる人が読んでいるであろう新聞や雑誌、ブログなどを見る事です。

なぜなら、人の固定概念を形成するのは、日常の様々な情報インプットの貯蓄によるものだからです。

だから、その情報源を探る事で、どんな単語を使えばいいのか、
そして、何の単語が響くのかが見えてきます。

それをベースに類語辞典で、強い単語に変えて行けばいいのです。
ただ、この際、大きく変えてしまうと、解釈がずれる可能性があるので、
大きく離れない範囲で強い単語を選び厳選する事です。

この強い単語を使うことが、目をとめるフックとなってくれます。

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オススメ類語辞典 スマホアプリ
『じしょ君 – 国語と英和辞典 12+ 国語と英和和英辞典 Penzo』
・・・・・・・・・・・・

ところで、夏休み期間ですね。
いかがお過ごしでしょうか?
私は、自分自身のやっている事業をプロモーションする関係で、夏休み返上で新事務所に出ています。

というのも、『2020東京五輪』があった関係で、観戦し、作業がずいぶん遅れ気味です。
それでも、サッカー、女子ソフト、野球、女子バレー、柔道(決勝戦のみ)、男女卓球、男子マラソン
を、テレビ前に陣取って見ていました。

いつも、スポーツには無関心なはずでしたが、充分、オリンピックを堪能させていただきました。
仕事をしなきゃいけないというのに・・感染症ならぬ観戦症ですね。。

ちなみに、
実際の休みは、17(火)と18(水)午前中のみ、取ります。
座禅や瞑想をして、感性に磨きをかけるつもりです。

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物流マーケティング塾
塾長 江島裕
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マインド-29「発信されている言葉を聴き取れ」

あなたは、「引き寄せの法則」を意識的に活用していますか?

もし、願望はあるのに、なかなか現実が伴っていないとしたら、
おそらくその夢は、言葉になっていないからでしょう。

言葉には、ものごとを実現させる力があるのです。
言葉で明確に目的地を設定しさえすれば、あとは、
「達成するためにはどうしたらいいか」という視点で物事を見るようになります。

それこそ、潜在意識が、興味・関心の指触を伸ばして、
あらゆるものを関連付け、繋げようと動き始めた証拠です。

人間は意識した瞬間、それを知らず知らずに行動に移す生き物です。
それは、こんな行動として顕れてきます。
・情報を集めに、お金を出してでも、勉強会やセミナーに行くようになる
・本をむさぼり読むようになり、書店や図書館に通う
・夢を人に語りたくなる

これらは、言葉が潜在意識に働きかけている結果行動です。
そういう人には、懸かり時間の長短はありますがいつか必ず、成果という一定のご褒美が導かれるのです。

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マーケティングの真実
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だとすると、何の言葉もなく、結果だけが引き寄せられることなどないのです。
というか、それを活用しているのが、マーケティングの真実です。

お客様の中で、思考が言葉によって明確に動き始め、行動を生み出し、
現実がゴールに向かって加速しているのです。
それを私たちマーケッターが見い出し、それを明確にし、
その願望に即した商品を提案するというのが、一連のマーケティング活動というわけです。

最初は、お客様の中では、無意識のうちに求めているかも知れないのです。
そんな場合でも、お客様は何かの、行動をしています。

実は人間は、顕在意識で行動するものではないのです。

最近の研究で判明したのは、
やる気やモチベーションは、潜在意識の働きかけによる小さな行動に導かれて起きるというのです。

分かりやすく言うと、この小さな行動は、ライターの着火と同じなのです。
少しの行動が、人間のやる気に火を灯しモチベーションを上げてくれます。

ですので、いいアイデアが湧かないというお客様は、何かの小さな行動をしています。

私たちマーケッターの仕事は、市場の網を狭くして、その声を聴き分けることです。
ノイズの中のシグナルを聴くこと。

この仕事も実は、マーケッターの中の潜在意識がキャッチして可能にしているのです。
「人の悩みや迷いや問題、あるいは、願いや欲求を私に聞かせてください」と、網を張っているのです。

そしてはじめて、私たちマーケッターの元に、情報やらグッドニュースやらがかき集まってくるのです。

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知人に訪れた奇跡
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とある私の知人は、会社を早期退職しました。

「何をやる」という明確な目標があったわけではありませんでした。
それでも、彼はビジネスで一旗揚げたいという気持ちだけは、明確に持っていました。

とうぜん無職でしたので、退職金を切り崩しながらの、生活でしたから大変だったと思います。

そんな中で、彼は、速読の教室に通いはじめたのです。

というのも、学生の頃から知識欲が旺盛だったので、
買うだけ買って、積読(つんどく)だけの本が何百冊も自宅に眠っていたのです。
それを読まないのは本に申し訳ないと考えて、「速読」のスキルを身につけたいと思ったのだそうです。

そして実際に習得したてのスキルで、積んどいた本を読み始めたのです。
すると、自分には本を出したいという、学生の頃から抱いていた夢があったことを想い出したのです。
それで、実際に本を出版したいと真剣に考えるようになり、
速読教室で仲間に「本を書いて出したい」と喋ったのでした。

そうしたら何と教室に、出版会社の人も通ってきていて、
その伝手で本当に、実際に、本を出版することになったです。

無職の知人と、有能な出版編集者。
ふたりのマスターマインドは、こうしてがっちり組み合わさったのです。

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物流マーケティング塾
塾長 江島裕
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塾生向けメッセージ(8月)-28,29,30,31,32

メッセージ-32「マニュアル作成で脳の整理整頓を」

あなたは、自分の業務を感覚で行っていますか?

それとも、他人にメソッドとして伝えれるほど明確に、そして鮮明に業務をまとめられますか?

もし、あなたが自社の業務収入を伸ばせたとして、
そのやり方で今後、ビジネスをさらに大きく拡張していきたいというのであれば、
今、行っている業務方法をマニュアル化することです。

ただし、やってみると分かるでしょうが、マニュアルを作成するということは、
自分の脳内が整理整頓できていないと、とてもできるものではありません。

しかし、逆に言えば、自分の脳を整理整頓し、マニュアル化することができれば、
自分を知る機会になるだけでなく、業務を他人に教え、労働を手放すことでもきます。

さらに、このマニュアル化するメリットは他にもあります。
それは、そのマニュアル自体をカタチにし、他の人に教えることができるということです。
いわゆる「先生業」です。

もちろん自分や自社のためだけにマニュアル化し、脳の棚卸をするだけでも“稼ぎ”に変わります。

なぜなら、マニュアルにすることで自分自身を客観視することができるため、
抜けや不足を発見し事前に改善することができるのです。
“抜け”や“モレ”が、思わぬ事故やクレームに繋がることはよくあることなのです。

それを未然に防ぐことができるならば、不要な代償を払わずに済むわけですから、
とうぜん“稼ぎ”に直結することでしょう。

事業で利益を出せないという人は、防げたはずの
・時間
・お金
を流出させてしまった人のことです。

ところが、稼いでいる人は違います。
キーワード的には、「普通」です。

一発屋というものは、世の中沢山います。
ですが、継続的に稼げる人は、限られています。

しかし、ビジネスは、普通にやっていて稼ぐことができなければ、いずれ終わりを迎えるものなのです。
だから、普通にしていて継続させるということが、非常に重要になってくるのですが、

その成否を分けるのが、今回のマニュアルだということです。

これは、誰かに教えるために、作成するということだけでなく、
自分自身の業務をメソッド化し振り返る機会にもなります。

ですので。脳を棚卸するためにもマニュアル作成にチャレンジしてください。

ただ、ここでマニュアルを作成できない人は、自分の仕事を「カン」で行っていることになりますので、
他人に伝えたり自動化することはできません。

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物流マーケティング塾・塾長 江島裕
メール:info@logivision.biz
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メッセージ-31「ビジネスを加速させる秘訣」

あなたは、自社の商品ばかりに目がいっていないでしょうか?
でもこれは、営業する上で致命傷でもあり、あなたしか気にしていないことです。

なぜなら、お客様が望むことは、商品自体ではなく、「自分がどうなるか?」ということだけだからです。

ところが商品が売れない人は、相手の願望や結果を無視し、いいことだけを言ってしまいます。
だから、どれだけ熱弁を振るったとしても、その思いは通じないのです。

ただ、これはパートナーへの提案も同じです。

ビジネスが下手な人は、まずは自分が得するような話しかしません。
相手のことなど一切考えていないのです。

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提案書が陥るワナ
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先日、大手企業向けに作成された提案書を見ました。

その提案書は、自分たちがやれることだけが書かれ、相手のメリットなどが一切書かれていなかったのです。

こういう提案書はまだまだ多いんだな、と思います。
先ほどの売れない商品のケースと同じで、自分のいいたいことしか言っていなかったのです。

これでは、どんなにいい提案であっても通ることはありません。

しかし、商品が売れない人やパートナーと提携できない人は、この事実を理解することができていません。
「自分が得するにはどうしたらいいのか」と常に考えているのです。

これをビジネスとは呼べません。

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利他の精神
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そうではなく、ビジネスを上手く生かせるコツは、「自分の満足を遅らせる」ことです。

これは、お客様だけでなくパートナーも基本線は同じことで、相手に「先に」得をさせることです。

今の世の中、基本的に、奪うことしか考えていない人たちで溢れています。
この「先に相手に儲けさせる」という行為は、非常にパワフルで、あなたのことを特別視するようになります。

ですので、「すぐに儲けたい」という気持ちをグッと抑え、まずは相手を儲けさせることに徹してください。
これは、一見遠回りで損するようにも感じるかもしれませんが、一番最短で稼げる方法です。

ただ、この方法は、本気でこの人と一緒にビジネスをしたいと思える人だけに行ってください。

なぜなら、自分は損しても、この人だけは儲けさせると思える人にやるからこそ、
何倍にもなって戻ってくるからです。

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メッセージ-30「実績は経験ではなく生み出すもの」

成功を早く掴む人は、実績の作り方がそもそも違うことを知ってますか?

おそらく、大半の人は、今までの経験をそのまま経歴に書くことが実績だと思いがちです。
ですが、成功が早い人は、違います。

自分の欲しい実績を「先に」書くのです。

そうです。

【1】
先に書くのが、ポイントです。

ただ、このままだと経歴詐称で大嘘つきになってしまいます。
ですから、次に行うことは、その書いた実績を実現するために、必死になることです。

ようするに、「欲しい実績=目標」じゃないですか!

多くの人が立てる目標が叶わないのは、曖昧で必死でないからです。

しかし、ドンドン成功していく人は違います。

【2】
ちゃんとチャレンジできるものを、ピックアップしてしるのです。

ここが、2つ目のポイントです。

大チャレンジは、誰でもできます。
しかし、それを叶えられるかどうかは、別問題で、成功に必要なスキル、経験が影響します。

ここで問いたい“チャレンジ”というのは、今日できることを毎日積み重ねていく行動を指しています。

そういう地味なチャレンジをし続ける限り、叶わない目標などありません。
なぜなら、そこで習得できた知識や経験、スキルこそ、ほんものの実績を生むからです。

このように、実績とは、今あるものを取り繕うものではなく、生み出すものです。
そのための第一歩が、欲しい実績を想像し、先に書くことです。

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お金になったもの
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それから、『実績』ということで、忘れてはならないもう1つのポイント~
それは、「これまでにお金になったものをきちんと把握する」という視点です。

これは、ある意味、お客様に価値を認められたものと言い換えることができるから、大事な視点なのです。

その為、自分がいいと思う商品に固執せず、
どちらに向かえばいいのかという、客観的指針を得ることこそがイノチです。

しかし、多くの人は、この「お金になったもの」を無視してしまいます。

そして、自分のエゴを押し通し・溺愛し、心中する羽目となるのです。

これでは、いつになっても楽になりません。

そうではなく、目指す指針としては、もっと“稼ぎ”にフォーカスすることなのです。

このように言うと、銭ゲバと揶揄される人がいますが、そうではありません。

お金というのは、1つの価値です。
もちろん、商品やサービスも価値の1つです。

ですが、ビジネスとは、価値と価値の交換だからです。

ということは、お金になっていないものは、
価値がなく、商品やサービスとして成立していないということです。

ここが多くの人が見逃すポイントであり、逆に罠です。

なぜ、私がこのマインドセットを繰り返し、繰り返し話すのかというと、
私自身が、いつもそこに陥るからです。

「プロダクトアウトではダメ。あくまで、マーケットインで行け」

とは、取りも直さず、自分への戒めなのです。

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物流マーケティング塾・塾長 江島裕
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メッセージ-29「パートナーとビジネスを行う上での成功の秘訣」

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応援者に囲まれる
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あなたは、他人を上手に使えていますか?

しかし、いざ自分が事業のリーダーとなると、周りの人を
「使えない」と感じるようになる人がいます。

ですが、それは本当に使えないのは、自分であり、周りではないのです。

このように言うと、
「そんなことない、自分ほど気遣いができ 仕事ができる人間はいない」
と憤り感じてしまう人がいるでしょう。

しかし、本当に仕事のできる人間は、上手に周りを味方につける天才です。

ビジネスというのは、1人でできる規模などたかがしれています。
成功は、1人で叶えることができるほど簡単ではありません。

もし、心から成功を望むのであれば、
周りにいかに自分のことを応援してくれる人で満たすかが、成否を分けるのです。

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周りから応援される人物
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そしてそれは、まずあなたが周りを応援することからスタートすることです。
彼らが望む、労力やお金や人脈や、願望を叶えるノウハウを与えることです。

自分への見返りは、二の次三の次です。

しかし大半の人が上手くいかないのは、「まずは自分から得をしよう」と考えてしまうためです。
まずは自分ばかりが報酬を独り占めにするからです。

それで、相手は嫌気がさして、あなたの元を去ってしまうのです。

まずは周りから与え、残りの1割が返ってくればラッキーといったところです。

これを「与えるだけ損」と感じてしまう人は、成功しません。
一時的にはそれはあるでしょうが、長続きしないのです。

自分だけ成功できればいいと考える人は、応援者も少なく、協力してくれる人もいなくなります。

しかし、成功している人は、まずは相手の成功を先に考えるのです。

周りからは「余裕がある」と言われ人格者としての扱いを受けるようになるのです。

だから、
あなたが本気で自分の夢を叶え成功を手にしたいと強く望むのであれば、

まずは、相手の成功に惜しまず力を与えることです。

これは、遠回りしているようで実は、成功までの最短距離だということです。

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最大の秘訣
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それから、もう一つ。
「すべては自分の責任」と思えるかどうかです。

誰かとパートナーを組むときは、この考えを呪文のように唱えることです。

しかし、上手くいかない人は、何かトラブルがあると、
「これは俺の担当じゃない、あいつが悪い」と責任から逃れることを考えてしまうのです。

ですが、成功する人は、違います。

仮に、
・アイスランドでおばあちゃんが石に蹴つまずき、解約になったとしても、
・インドネシアで子供が木から落ちて、大事な会議が中断したとしても、
自分の責任だと考えることです。

上記は、極端な例ではあるのですが、このぐらいの勢いで考えておかないと、
パートナーと組んでビジネスを成功に導くのは困難なことです。

ほんとうにビジネスは、山あり谷ありで、順調に進むことなどほぼあり得ないからです。

他人と組む場合は、労働面、金銭面すべて自分の責任と捉え、
ひとつひとつ、可能性のあるリスクを潰していく必要があるのです。

そうすることでやっと、不測の事態の幾分かを外せます。

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とにかくすべては自分の責任
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リスクだけでなく責任はすべて自分が背負うと考えていれば、
何も怖いものなどありません。

お金を負担することで済むのなら、まさに“お安い御用”です。

なぜなら、それがビジネスであるからです。

誰かと最初にビジネスを組むということは、極論を言うと、
相手は何もしなくても儲けさせてあげるぐらいの勢いで事に当たることです。

そして、パートナー関係ははじめて上手くいき、
回数を重ねるほどに、徐々に、
想像もできない大きなビジネスを仕掛けることができるようになります。

それが、ビジネスの本当の姿です。

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物流マーケティング塾・塾長 江島裕
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メッセージ-28「攻めと耐え忍びの魔術」

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乗っているときはガンガン攻めろ
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あなたは、今調子がいいですか?

もし、大きな声で胸を張り「はい」と言えるのであれば、
どんなに忙しくとも躊躇なく、ガンガン攻めることです。

人は生きていれば波があるのは当然です。
ですが、多くの人が失敗し罠に陥るのは、ダメになってから動き始めてしまうからです。
これでは上手くいかなくて当然です。

ダメなときは、どんなに優秀な人であっても、裏目に出てしまうものです。

しかし、これが上手くいっているときは逆です。
何をやっても面白いように結果が出ます。

霊感ではありませんが、私自身、実感としてこのような体験をしています。
あなたはいかがでしょうか。

ただ、気をつけたいのは、多くの人は、忙しくなると活動を止めてしまうことです。
これは一番やってはいけないことです。

なぜなら、今この瞬間が、あなたにとっての「勝ち時」「上げ潮」だからです。

だから、忙しいとか、スケジュールがあわないとか、
つべこべ言っていないで、ガンガン攻めることです。

こういった波は、一度逃すと次いつ来るか分かりません。
ですので、今は乗っていると感じたら迷わず「GO!」してください。
間違いなくその恩恵は、3ヶ月後とんでもない形で戻ってきます。

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波が来てない時はジタバタするな
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ではもう一度、冷静にふり返ってみてください。
あなたのビジネスは、今波が来ていますか?

もし、「はい、今がその時です」というのであれば、躊躇せず、ガンガン攻めてください。

ただ、もし今は、まったく波がないというのであれば、無理にジタバタしないことです。
ジタバタするだけ労力を消耗し、空回りするだけです。

人もそうですが、どんなビジネスも、必ず波があります。
その波を捉えることができる人は、努力せずとも成功を手にすることができます。
しかし、
その波を感知できないという人は、努力の割にはまったく進展しないというジレンマに陥ります。

では、その波が来ていない時は、何を意識し取り組めば良いのか?

それは、これまで上手くいった方法を飽きずに、ただひたすら繰り返すことです。

ここで上手くいかない人は、他にいい方法はないかと目移りし、
これまで上手くいった方法を手放してしまいます。
だから、ビジネスが傾き悪化してしまうのです。

もちろん、新しいものに目を向けるのは大切です。
しかし、
それは、上手くいっているときに、練習しておかなければいけないのです。

多くの人は、上手くいった方法があるとすぐに飽きてしまいます。

が、それは、上手くいった方法ということは、自分に相性が合っており、
かなりの確率で、成果を出せる方法だということです。

だから、貯金を切り崩してでも、辛く険しい道を進みたいというのであれば、
それでもいいですが、
同じメニューの労力をして、何倍もの成果を出したいと望むのであれば、
1日も早く自分の得意な勝ちパターンを見つ出すことです。

そして、
・精度を上げることです。
・自動化を構築することです。

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新しいことに取り組みたいなら
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金銭的、時間的に余力ができた頃、2割の力を使って新しい取り組みに挑戦してください。

どんなに才能がある人でも、新しい取り組みを自分のものにする際は、1万時間かかると言われています。

これを、「1万時間の法則」というのです。
1万時間かどうかはとこかく、新しいことを、
・自分のものにするまで、
・自社の商品にするまで
には、時間が懸かるということです。

今、何らかの武器を使いこなせている人は、これまで、
他人の見えないところで1万時間の努力をしてきたにすぎません。
趣味や興味、あるいは傾向性であってもです。

ですので、あの人が簡単そうにやっているから、自分も簡単にできると思ったら大間違いです。

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