塾生向けメッセージ(12月)-46,47,48,49

メッセージ-49「人と会うことの原点に還れ」

あなたは、日々の仕事に慣れると、まったりとしてやる気が出ない、
というジレンマに陥ることはないでしょうか?

じつは、これは、私の課題でもあったのです。

人間の性質、つまり自己保存の性質上、仕方ないことではあると言われています。
安定を求めるのは、誰しもが持っている欲求なのです。

しかし、プライベートであれば無視もできますが、
ビジネスは何かをやらないと喰いはぐれますから、仕方ないからといってほったらかしで済まされません。

では、そのマンネリ化した気持ちをリフレッシュし新たなやる気に気持ちを切り替え、
次なる行動に繋げて行くことができるのか?

それは、「業務に慣れたら人と会うこと」です。

慣れるということは、自分だけではなく周りの人も同じように感じています。
そして、人間の性質上、自分の考えは、自らが発しているように感じますが、そうではありません。
周りの想念が、集合体となって、あなたを構築しているのです。

ということは、あなたが、マンネリ化しているということは、周りも同じだということです。

だから、今の怠け心にやる気を注入したいと願うのであれば、色々な人と会うことです。
この「会う」ということが、お互いに影響を与え刺激しあいます。

ここでのポイントは、「お互いに」ということです。

これは、思考や感情というようなチープな話ではなく、細胞レベルでの相互影響となるので、
ウップンを晴らすためだったり愚痴を言うために会っていてはダメです。

次のステージに行くために会う、というような前向きな発想で沢山の人と会ってください。
ただし、これは期間を決めずに会いに行くと、ただの道楽となりかねないので注意が必要です。

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実践こそ最大の学び
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ひょっとしたらあなたは、学ぶことに退屈しているのではありませんか?

もし、その罠にハマり、何も行動ができていないとしたら、時間を無駄にしています。
せっかくの学びがムダになってしまいます。

ほんとうに時間だけは平等で、世界の億万長者も、ホームレスも、同じ24時間を与えられています。
変わらないのです。

そして、人は、学んでいるときは、確かに知識が増え細胞を活性化させるので、
ワクワクして、アドレナリンが分泌されます。

ですが、それだけでは、学びがお金に変換されることはありません。

そうではなく、例え小さなことであってもいいので、一歩踏み出すことです。
その小さな一歩が、あなたの未来を切り開き、売上とブランディングをあなたの元に運んできてくれます。

その証拠に、私が若くして、マーケティングという理論をカタチにできたのは、
学ぶために勉強したのではなく、行動するために学んだからです。

私は決して優秀な営業マンだったわけではなく、とにかく訪問できる先が欲しかったのです。
新規開拓の受注とか、見込み客を集めるとか、ハウスリストを分厚くするとか、
そんな大それたことではありませんでした。

毎日、訪問できる先があれば、どれだけ幸せだろうと、渇望していました。
ふつうの営業マンと言われる人のように、朝礼で話を聞いていられないくらい、
あたふたと出掛ける様子を、自分で演じられたら、どれだけ格好良いかと思っていたのです。

私は溺れる者は藁をもつかむ精神で、マーケティングに取りすがりました。

くり返しますが、人は、学んだだけではお金を得ることはできません。

それが、ビジネスの偉人の中でしか公開されない秘密の情報であっても、
戦場で武器として使わなければ、1円の価値すらないということを、最後に伝えておきたいと思います。

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ということで、1年の長きに渡り、拙いメルマガにお付き合い頂き、まことにありがとうございました。
来年はまた、新しいカタチでお会いしたいと考えております。

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物流マーケティング塾・塾長 江島裕
メール:info@logivision.biz
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メッセージ-48「言葉の量は、能力に比例する」

あなたは、どのぐらい「言葉」を知っていますか?

おそらく数える機会などなく、これまであまり意識してこなかったことかも知れません。

ですが、この言葉の量が、能力に比例する、
と言われたら少しは、興味関心が湧いてくるのではないでしょうか。

調査数値によると、
・教養のない大人で1.5~3万語
・教養のある大人で3~5万語
・雑学王のような物知りで5万語以上
あると、言われています。

ただ、ここでポイントなのは、テレビなどで雑学王を見ると、
「すごい、この人頭いい」
と感じるように、知っている言葉の数は能力に影響してしまうのです。

私は話すのが商売なのですが、せいぜい「教養のある大人」の最下層レベルでしょう。

それでも、できればドラッカー師のように、もっと強い単語を使いたいと思っています。

要するに、この言葉の面白いところは、
同じ意味合いでも使う言葉やフレーズで、相手に与える印象や衝撃が変わるというところです。

だから、同じ話をしても、興味深く見えるのは、決して話が上手だからというわけではないということです。
使っている単語やフレーズに秘密があるのです。

ただ、これも冒頭でお話しした
・言葉の数や、
・言い回しによるレパートリーを増やす
ことで周りからは、能力が高く見えるのです。

しかし、これも語句が増えたことによる副産物になります。

だから、あなたも能力を上げたかったり、周りから「すごいね」と思われたいというのであれば、
語句を増やし使う単語やフレーズを意識してみてください。

そのためには、

(1)本を読む

できれば、論理的な本を読むといいです。
ビジネス書でも構いません。
古典的な小説や名著と言われるものや、高名な作家のものであれば尚更よいです。
マンガやアニメや映画じゃあ、ダメなんです。

(2)内容をまとめてみる

書写がもっとも良いかと思います。
ワープロでもパワーポイントでもいいです。

ようするに、「書き写す」「まとめる」ということで、著者の頭脳や心を読み取るということです。
これら一連の作業で得た言葉や言い回しが、あなたの中に宿るまで、繰り返して欲しいのです。

(3)他人に話す

そうしたら、人前で話すことです。
パブリックスピーキングってやつです。

ぜひ、オンラインセミナーにチャレンジして下さい。
集客以上の成果が、あなたにもたらされるハズです。

それだけで、周りはあなたを、尊敬の眼差しで見るようになります。

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物流マーケティング塾・塾長 江島裕
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メッセージ-47「チャンスを引き寄せるわずかな違い」

あなたには、チャンスが来ていますか?

もし、「なかなか来る兆しがない」という場合、
これまでの小さなテストの時点で、落第している可能性があります。

何のテストか?
以下の質問に答えてください。

(1)時間のことがきちんとできない人間と、一緒に仕事を行いたいと思いますか?
おそらく、答えるまでもなく嫌だというはずです。

(2)では、約束が守れない人と一緒に仕事を行いたいと思いますか?
もちろん、思わないはずです。

(3)さらに、「報・連・相」のできない人間と仕事をしたいと思いますか?
こちらも、思いません。

ビジネスのきっかけは、ちょっとしたことで可能性が出てくるのですが、
大半の人は、入り口部分で足斬りされているにすぎないのです。

要するに、最低限の「報・連・相」すらできない人間が、あまりにも多すぎるのです。

しかし、チャンスは欲しいと口では言いつつ、
最低限のことすらできないから、チャンスに嫌われてしまうのです。

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どうしたらチャンスに好かれるのか?
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どうしたらチャンスを引き寄せることができるのか?

それは、大きなチャンスは、小さなチャンスの「先」にあるということを忘れないことです。

これは、あなたがチャンスを与える立場であれば理解できると思います。
小さなこともできない人に、大きなことをお願いしたいとは思わないはずです。

これは、他の方も当然同じです。

だから、あなたが、大きなチャンスが欲しいというのであれば、

小さなチャンスを見逃さないことです。

これは、
・信用
・信頼
・関係性の構築
すべてに言えます。

ですので、「報・連・相」なんてダサくてくだらないと、思うのではなく、
大きなチャンスを得るための入口になるものと、思うことです。

「報・連・相」を軽視せず、入口は最も重要な要素と捉えてください。
その小さな積み重ねが、大きなチャンスを引き寄せます。

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小さなきっかけの先にチャンスがある
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そう考えると、私がこの業界の住人として、ごく短期間で、より大きな実績を上げられたのは、
能力でも才能でもスキルでもありません。

単に周りの人たちに支援され、押し上げてもらった結果です。

では、その数年間、何を意識してきたのか?、というと、それは、
「ちょっとしたきっかけを生かしてきた」ということです。

普通の人は、目の前にあるおいしい話だけがチャンスだと錯覚しているでしょう。

だからふつう、初対面の人とは特段の案件がない場合、
別れ際に「何かありましたら、お願いします」とかあいさつするでしょう。
そしてもう二度と会わない人ばかりでしょう。

しかし私は、行くところがない営業マンだったので、
名刺交換できたらその人のところに、とことん通いました。

私は住宅設備メーカーI社の仕事を立ち上げたあと、すかさず、
同じ悩みを持つであろう見込み客を60社抽出して、アプローチを開始しました。
とうぜん、知り合いなんていませんでした。

上司の部長はそんな私を見ていて、
「江島君はどれでも好きに見ていいよ」と、
何冊もある自分の名刺ファイルを閲覧自由にしてくれました。
その中にD社やT社があり、その物流担当の人がアポイントに応じてくれたのです。

私は時間があれば、上司の名刺ファイルを眺め、それがメーカーなら、
その工場や倉庫、出入りの物流業者を現地まで行って、調査しました。

上司は間もなく、「新規開拓はもう江島君がやればいいから」と、
自分ではセールスを一切やらなくなったのです。
その上司という人は、私の目から見ても、第三者から見ても、業界の巨人でした。
その判断は、会社にとっては、大きな損失だったはずです。

それでも偉大な人というのは、目の前のことなどどうでもよく、その周辺を見ているのです。
例えば、私が
「報・連・相」や
「仕事スピード」、それに
「チャレンジ精神」
があるのかどうかを見ていたのです。

これは、ビジネスにおいて基本的なことであり、
この最低限のことができない人が、その後のチャンスを上手くこなせるとは思えません。

その結果、それを見ていた上司であり業界の巨人である人が、私に道をあけてくれたのです。

世の中の人は、チャンスはなかなか来ないと言います。
しかし、チャンスとは向こうから歩いてくるものではなく、取りに行くものです。

また、目の前の小さなことをきちんとこなせない人に、次のチャンスが訪れることなど、決してありません。
小さなきっかけを軽視する人に大きなチャンスがやってくることはありません。

大切なのは、将来の大きなチャンスより、今、目の前に与えられた小さなきっかけです。
ですので、もっと目の前のきっかけにフォーカスしてください。

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物流マーケティング塾・塾長 江島裕
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メッセージ-46「常に3ヶ月先を意識する」

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自己洗脳が未来を決める
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あなたは、日々何が脳を支配していますか?

・この先、間違いなく成功できる
・何となく失敗する気がする

いかがですか?

これが一瞬だけであれば、何の支障もありません。

しかし、それを常に考えており、それが365日24時間続いた場合、
どのような未来が待っているか分かりますか?

間違いなく、その思っていることが現実となります。

ただ、この引き寄せ現象じたいに意味はありません。
常に何を考えているのかということの方です。

なぜなら、「成功」あるいは「失敗」のアンテナを立てることは、
脳の構造上、「成功」か「失敗」か、どちらかの状態になるからです。

当然、それが良いものであれば、良い結果を手に入れるための情報が舞い込みます。
逆に悪い結果を想像してしまえば、悪い結果を招くことになります。

だから、成果を出し成功を手にしたいのであれば、悪いことを脳から追い出す必要があるのです。

とは言え、そう簡単には、悪いことを忘れることはできません。

なぜなら人間には、マイナス思考が本能だからです。
これは原始時代より備わった防御本能です。
これがあるからこそ、無謀な生き方をすることなく、死なずに綿々と生き延びることができたのです。

だから、このマイナス思考は、生命を維持するために必要な要素ではあるのです。

ですが、成功は先祖代々のカルマから脱却したところにあるのです。
もし、失敗を遠ざけ成功を引き寄せたいと望むのであれば、自分の可能性を信じることです。

マイナス思考をプラス思考に変更させたい、そんな時は、次の展開の準備に入ることです。

私からのアドバイスとしては、
「3ヶ月のスパンを見て、何を用意すべきかを考えで、準備をはじめて下さい」、
ということです。

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常に3ヶ月を意識せよ
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ですから、
・むやみにスケジュールを一杯にしても、徒労に終わるだけです。
・目新しいものに飛びついても、時間や労力を浪費するだけです。

何事にも、準備期間や学習時間が必要です。

そして、ビジネスの根底に流れる「信頼」というものは「1日にしてならず」です。

小さな信用の積み重ねや小さな実績を掲げつつ、ようやく少しの信頼が積み上がっていくのです。

何でも突破するためには、ぐっと堪える期間が必要なのです。

今、不安なのは、あなたが3ヶ月前に種まきしなかったことが、大きな影響を与えています。

逆に、希望の光が差してきているというのであれば、
それは3ヶ月前に種まきした結果が今、表面化しているということです。

要するに、今不安に駆られている人は、手元に可能性の果実がなくなってから、始めて慌てますが、
それでは手遅れだということです。
なぜなら、種まきを始めてから、早くて3ヶ月後、芽が出始めるからです。

このように何事もタイムラグがあるので、何が影響しているのか意識してください。

ですので、何事も「今すぐ何かしなければ・・」と慌てるのではなく、
最低でも3ヶ月のスパンをみてください。

その3ヶ月の仕込みがあなたに、希望の光と可能性の果実を与えてくれます。

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物流マーケティング塾・塾長 江島裕
メール:info@logivision.biz
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